» 事業について 施設について 法人概要 地域交流サロン » 職員・委員会 経営計画 : 長期経営計画 人材育成計画 職員採用計画 事業継続計画 70周年を迎えて 職員採用計画 1.計画策定の目的 会津若松市では、団塊の世代が後期高齢者となる2025年において3人に1人が高齢者になると見込まれています。また、単身の高齢者世帯の増加も予想され、さらに認知症患者は5人に1人となるなど、高齢者福祉への需要と期待は今後ますます大きくなっていきます。このような中、現在の会津長寿園(以下「園」という。)の職員採用については、介護を担う人材の不足もあり、職員募集を行っても市内各施設、事業所と人材の奪い合いとなり、優秀な職員の確保ができないという状況になっております。また、園では職員の高齢化が進み、将来を担う若手職員が少ないという年齢構成の偏在化も進んでおります。人が人を援助する福祉事業ではマンパワーが大きな役割を果たしており、職員のあり方を今後どうしていくのかは経営上の大きな課題であります。このようなことから、中・長期的な観点に立ち、計画的な職員採用を行うことで優秀な人材を確保するとともに経営基盤の強化を図っていこうとするものです。 2.計画期間平成30年度から平成39年度の10年間を計画期間とします。なお、必要に応じ見直しを行っていくものです。3.職員の状況(1)年齢構成(正規職員)正規職員の年齢構成、割合は次のとおりです。(平成30年1月現在) ~ 24歳 25~ 29歳 30~ 34歳 35~ 39歳 40~ 44歳 45~ 49歳 50~ 54歳 55歳 ~ 合計 男 0 0 0 0 0 0 0 0 0 女 0 0 0 0 0 0 0 0 0 合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 割合% 0 0 0 0 0 0 0 0 0 正規職員の平均年齢は44.0歳と高齢化が進んでおります。35歳から44歳までの職員が全体の45パーセントを占める一方で、45歳から49歳及び20代の職員が少ない状況にあります。 (2)年度ごとの正規職員と有期雇用職員の割合 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 正規 59 66% 59 65% 56 62% 54 64% 52 64% 51 61% 継続 1 1% 1 1% 2 2% 1 1% 1 1% 1 1% 嘱託 1 1% 1 1% 0 0% 0 0% 1 1% 3 4% 臨時 9 10% 9 10% 11 12% 13 15% 12 15% 13 16% 時間 19 22% 21 23% 21 24% 17 20% 15 19% 15 18% 合計 89 100% 91 100% 90 100% 85 100% 81 100% 83 100% ※平成29年度については1月31日現在。全職員の平均年齢・・47.3歳(83名) (3)人件費の推移 (単位:千円) 人件費支出 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 合 計 326,030 334,495 347,086 337,602 323,572 伸び率(%) 100.0% 102.6% 106.5% 103.5% 99.2% ※平成24年度を100とする。 平成25年度から3年間赤字が続くという厳しい経営状況の中で、費用の大きな割合を占める人件費については、正規職員を有期雇用職員に置き換えるとともに全体の職員数も減らしてきました。さらに、定期昇給のカット、各種手当を削減するなど抑制に努めてきました。 (4)職種ごとの正規職員、有期雇用職員の数平成30年1月現在の職種ごとの正規職員、有期雇用職員の数は次のとおりです。 (平成30年1月31日現在) 正規職員 継続雇用職員 嘱託職員 臨時職員 時間給職員 合 計 園長 1 0 0 0 0 1 生活相談員 5 0 0 0 0 5 介護員 25 1 3 7 9 45 看護師 7 0 0 0 0 7 介護支援専門員 7 0 0 0 1 8 栄養士 2 0 0 0 0 2 調理員 1 0 0 6 1 8 事務員 3 0 0 0 1 4 その他 0 0 0 0 3 3 合 計 51 1 3 13 15 83 (5)退職者の状況(定年退職)平成30年度以降の定年退職者(正規職員の職種ごと)の数は次のとおりです。今後10年間で14名の退職が見込まれます。 生活相談員 介護員 看護師 調理員 合 計 平成30年度 0 2 1 0 3 平成31年度 0 0 1 0 1 平成32年度 0 0 1 0 1 平成33年度 0 0 0 1 1 平成34年度 0 1 0 0 1 平成35年度 0 0 0 0 0 平成36年度 1 0 0 0 1 平成37年度 0 1 1 0 2 平成38年度 1 1 0 0 2 平成39年度 1 1 0 0 2 4.職員採用計画(1)園で求める人材像 会津長寿園が必要とする人材は、下記のような能力を持った職員です。園の基本理念は、「利用者第一の常に優しく、安らぎと潤いにあふれるサービスの提供に努めます。」です。この利用者第一の理念を具現化できる人材は、利用者に寄り添える、福祉への情熱を持った心優しい人材です。 また園では、職員の心構えと四つの誓いが文書化されています。 これを具現化できる人材は、元気で明るく利用者とコミュニケーションが十分に図れる人材です。 さらに、職員同士が助け合い、チームワークを強めることで園としての組織力を高めることができます。これを担えるのは、協調性があり柔軟な思考ができる人材です。 加えて、私たち職員は、利用者の感謝の言葉で仕事へのやりがいや意欲が一層高まります。そして、この利用者の感謝の言葉を、私たち職員は他の利用者や同僚職員へ広げていき、園を感謝の言葉で溢れる施設にしていきたいと考えております。これを行なえるのは、感謝される人材であるとともに感謝の言葉を届けられる人材です。 (2)職員採用計画の基本的な考え方 年齢構成の偏在という課題の解決に向け、新卒採用(おおむね29歳まで)を計画的に行います。ただし、人件費については抑制に努めてきたところから、今後もこの傾向は維持していきます。退職者の全てを新卒採用するのではなく、再雇用職員、臨時雇用職員等の有期雇用職員の活用も図ってまいります。正規職員と有期雇用職員の構成比率については、現時点の割合を概ね維持していきます。「障がい者の雇用の促進等に関する法律」により、障がい者の雇用が義務づけられております。現在、園では障がい者を雇用していないところから今後採用を検討していきます。看護師や介護支援専門員、社会福祉士、保健師など法令等で定められた「配置基準」で配置しなければならない専門職については、新卒採用が困難あるいはできない場合等があるため、その場合は選考採用を積極的に行います。※選考採用とは、競争試験が不特定多数の人を対象とするのに対して、選考採用は特定の条件を満たす人(資格や免許を有している人等)について、その人が採用しようとしている職にふさわしい能力があるか否かを実証する方法職員研修を充実・強化することにより、職員の能力向上を図るとともに園全体の組織力を高めることができます。このようなことから、別途定める「人材育成計画」に基づき職員の能力向上に努めるとともに、OJT(職場内研修)を充実させることで新卒採用者の育成を図っていきます。園の運営において、臨時雇用職員は大きな役割を果たしております。公共職業安定所からの紹介で園で働き、その後、介護福祉士等の資格を取得して業務にあたる臨時雇用職員もおり、働く意欲の向上さらには人材の確保の面から、優秀な者については一定の期間経過後に嘱託職員、その後正規職員となるコースも用意しておく必要があります。これまで、臨時雇用職員のうち一定年数勤めた者で、園で必要な人材には選考採用により嘱託職員としてきた経過にあります。さらに、嘱託職員として一定年数以上勤務し、勤務通算が10年以上でかつ勤務成績が優秀と認められる場合には、選考採用により正規職員となるコースを設けていきます。措置費の一般財源化や介護報酬の切り下げなど、園を取り巻く環境には厳しいものがあり、不断に事務事業を見直していくことが求められております。現在、園では8つの事業を展開しておりますが、状況に応じ事務事業を見直していくとともに、事務事業の見直しに合わせ適正な職員数の配置に努めてまいります。 (3)年度ごとの職員採用計画(案) 平成30年度採用 介護員(3名) 平成30年度に介護員2名が退職となる。また、平成35年度退職予定の介護員1名が平成29年度で退職したため介護員3名を採用する。 3名のうち2名は新卒採用を検討する。残り1名は平成30年4月で臨時職員から通算で10年5ヶ月経過し、現在嘱託職員として雇用している者を選考採用により年度当初で正規職員として採用する。 新卒採用2名については29歳までを対象とし、学校卒業見込みの者は平成31年4月に、その他の者は年度中に適宜採用する。 看護師(なし) 平成30年度に看護師1名が退職となるが、平成29年度に前倒しで採用したため新採用はしない。(産休・育児休業の関係) 障がい者事務職(1名) 障がい者雇用について 障がい者雇用については、研修等での情報によれば、新卒採用のためには1・2年生のころより職場体験をカリキュラムに取り入れて、学校の担当者と密に連絡を取り合う必要性があるとのことである。障がい者雇用については、平成30年度を準備期間として、平成31年度から33年度までの間に事務職として1名を採用する。 平成31年度採用 保健師又は看護師 (1名) 平成31年度に若松第3地域包括支援センター保健師(看護師で対応)1名が退職となる。30年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、保健師又は看護師を採用する。 平成32年度採用 看護師 (1名) 平成32年度に養護老人ホーム看護師1名が退職となる。31年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、養護・通所・包括の人事異動等を念頭に看護師1名を採用する。 平成33年度採用 調理員 (1名) 平成33年度に調理員1名が退職となる。32年度に継続雇用の意志を確認し、意思がない場合は調理員1名を採用する。 平成34年度採用 介護員(1名) 平成34年度に介護員1名が退職となる。33年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、新卒採用または臨時雇用・嘱託職員を合わせて10年以上経過する嘱託職員の正規職員採用を検討する。 ・ 介護支援専門員(介護員等)(1名) 平成34年度に継続雇用の介護支援専門員1名が雇用終了と見込まれる。介護支援専門員の資格を有する者の選考採用、または、人事異動を念頭に介護員等の新卒採用を検討する。 平成35年度採用 介護員(0名) 平成35年度に退職予定であった介護員1名が、平成29年度に退職。 平成36年度採用 生活相談員(1名) 平成36年度に生活相談員1名が退職となる。35年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、社会福祉士または主事を有する者(新卒含む)の採用を検討する。 保健師(看護師)(1名) 平成36年度に継続雇用の保健師(看護師)1名が雇用終了と見込まれる。必置職なので、保健師(看護師)の選考採用を検討する。 平成37年度採用 介護員(1名) ・平成37年度に養護老人ホームの介護員1名が退職となる。36年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、新卒採用または臨時雇用・嘱託職員を合わせて10年以上経過する嘱託職員の正規職員採用を検討する。 看護師(1名) ・平成37年度にデイサービスセンターの看護師1名が退職となる。36年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、看護師を採用する。 平成38年度採用 生活相談員(1名) ・平成38年度に生活相談員1名が退職となる。37年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、社会福祉士または主事を有する者(新卒含む)の採用を検討する。 介護員(1名) ・平成38年度に養護老人ホームの介護員1名が退職となる。37年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、新卒採用または臨時雇用・嘱託職員を合わせて10年以上経過する嘱託職員の正規職員採用を検討する。 平成39年度採用 生活相談員(1名) ・平成39年度に生活相談員1名が退職となる。38年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、社会福祉士または主事を有する者(新卒含む)の採用を検討する。 介護員(1名) ・平成39年度に養護老人ホームの介護員1名が退職となる。38年度に継続雇用の意志を確認し、意志がない場合は、新卒採用を検討する。 (4)職員採用の事務手続き 理事会において、当該年度の採用計画、予算額等を審議していただき、理事会の承認を受けてから採用の事務手続きを進めることとします。 採用に伴う筆記試験、面接等の実際の事務については、園長以下職員が公平・公正に行います。なお、法令等の改正によりその都度配置が必要となる職種・人員の 採用については、理事長の判断に基づき行います。 平成30年 3月 社会福祉法人会津長寿園 長期経営計画 人材育成計画 職員採用計画