"明るい笑顔 豊かな老後"

社会福祉法人 会津長寿園

☎ 0242-27-1797

寄稿

 社会福祉法人会津長寿園設立70周年の節目を迎えられましたこと、心からお喜び申し上げます。

 昭和27年4月社会福祉法人の設立認可を受けて以来、地域住民の強い要望と働きかけにより、これまで養護老人ホーム事業を中心として、各種の介護保険事業にも取り組んでこられました。歴代理事長をはじめ、園長、職員の方々のご苦労と、ご尽力に心から、敬意と感謝を申し上げます。

 今後、更に長寿社会に向かい、必要とされてまいります事業が、地域住民の老後の安心を担う施設、各種事業として、さらなる充実に向かわれますことをご期待申し上げます。

 “明るい笑顔、豊かな老後”をモットーとされておられる会津長寿園のご発展を、心からお祈り申し上げます。

副理事長 佐原 由喜江

 養護老人ホーム入所者の方々から人生の思い出話を伺ったことがあります。

 命からがら樺太から引き揚げてきた後、都会での華やかな生活を経て会津に流れ着いたこと、また別の方からは、戦後すぐに貧しかった実家を家出同然で飛び出し、全国津々浦々いろんなことをして生きてこられたことなどです。

 現在と比べれば相当貧しく、高等教育を受けることもままならなかった時代において、皆さん人生の荒波を乗り越えてこられたのです。そして、人生の晩年期において穏やかに生活できる場所としてホームに入ってこられました。

本園の養護老人ホームは、憲法で定める生存権を保障する施設であり、社会になくてはならないものであります。また本園では、デイサービス事業やショートステイ事業に早くから取り組むなど、長きに渡り会津地域の高齢者福祉を牽引して参りました。

 70周年を機に、今後も引き続き高齢者福祉の増進に寄与していけるよう職員と力を合わせて参ります。

常務理事 羽田 喜久馬

法人創立70周年にあたって

 当法人が本年創立70年を迎えたこと、誠に慶ばしい限りであります。このように長きにわたり存続できたのも、今日まで運営に関わられた先輩諸氏の福祉に対する並々ならぬ熱意と市当局を始め地域社会などによるご支援の賜物と、心から感謝する次第です。

 また当法人は、法人設立以前からも「会津若松市共済会」として活動していて、それを含めると実に一世紀近くの間、市や周辺地域の福祉の向上に多くの功績があったことは明らかで、長寿園の運営に携わる全ての人がこれを誇りにしてもよいのではと思います。

 高齢化が進み人生100年時代も夢でない今日その期待は益々高まっていくものと思われます。次の70年を見据え今後とも社会の期待に応えられるような施設運営に努めなければならないとの思いを新たにしているところであります。

理事 荒川 良

 会津長寿園は、昭和27年4月の社会福祉法人認可を得てから、満70年となりました。理事の一人として、この日を迎えることができますことは大きな喜びです。

 社会環境の変化により、これまで幾多の試練があったことと存じます。今の長寿園がありますのも、偏に、行政関係諸機関並びに地域の皆様方の格別なるご指導ご協力と、歴代理事長はじめ役職員の皆様のご努力によるものと、心より敬意を表する次第です。

 私の大叔母も在園者の1人でした。長寿園を我が家とし、謡やお習字の趣味を持ち、買い物やお花見などのリクリエーションに連れて行っていただき、多くのお友達と楽しく安らかな晩年を過ごすことができました。大変ありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

 会津長寿園がこれからも、豊かで平和な日本を創るため貢献してこられた高齢者の方々が、幸せで充実した毎日を送れる場であることを願っています。

理事 山本 真一

会津長寿園70周年記念にあたって

 社会福祉法人会津長寿園70周年を心よりお喜び申し上げます。

 昭和27年に社会福祉法人として認可を受けた養護老人ホームは、環境上の理由及び経済的理由により自宅での生活が困難な高齢者に対して生活の援助を行い自立した日常生活と社会活動ができるよう支援しています。

 また、介護保険による各事業にも取り組んでおります。高齢者を取り巻く環境は厳しいものがありますが、社会福祉法人会津長寿園では養護老人ホーム、居宅介護支援事業所、短期入所生活介護事業所、デイサービスセンター、訪問介護事業所、第3地域包括支援センターが連携して「明るい笑顔・豊かな老後」をスローガンに職員一同活動しており、会津地域の高齢者の生活支援や生活環境の改善に貢献しています。

 おわりに、職員の皆様のますますのご健闘と社会福祉法人会津長寿園の発展を祈念いたします。

理事 玉川 富江

 社会福祉法人会津長寿園設立70周年を迎えられ誠におめでとうございます。「園」の業務は、今後少子高齢化時代として、社会福祉時代として、重要な仕事とされています。私は、当時の理事長である鈴木善九郎様より監事の委任を受け、今日に至っております。

 さて、監事の主要な業務は、理事の職務執行を監査し、監査報告書を作成する。理事会への報告義務、理事会の招集請求、理事会への出席義務、評議員会への報告義務、理事の行為の差止等が業務となっていますが、幸い会津長寿園は私が監事を引き受けてから、理事長様はじめ関係者の努力により著しく法律に違反するような行為が生じておりません。

 今後とも長い伝統とやさしさの会津長寿園として、さらなる飛躍を心よりお祈りし、最後に、会津長寿園の皆様方の益々のご発展とご健勝を祈念して、お祝いの言葉とさせていただきます。

監事 加藤 一彦

「会津長寿園様 70周年祝辞」

 この度は、設立70周年を迎えられ、誠におめでとうございます。 この日を迎えることができましたことは、ひとえに理事長をはじめ、役職員の皆様のご尽力の成果とお慶び申し上げます。

 昨今、新型コロナウイルスの長期蔓延により、貴園につきましても、底知れぬご苦労ご心配があったと思います。そのような中、利用される方々は役職員の皆様の心優しい、そして元気で明るい笑顔にどんなに救われたことでしょう。私も訪問するたびに、職員の皆様の心のこもった挨拶で暖かい気持ちになります。

 この会津の地において高齢者福祉の大事な拠点のひとつとして、これからも重要な役割を果たしていっていただきたいと思っております。

 ここに謹んで70周年に祝意を表すとともに、貴園の今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。

監事 武藤 公一

長寿園との縁 

 社会福祉法人設立70周年おめでとうございます。お祝いと感謝の気持ちを込めておくります。

 平成元年のニュースを夫の母の病室で見ました。脳梗塞でした。20年の介護生活の始まりです。半年後骨折により近くの県立病院に転院、ひと月後に退院。週一回のデイサービスと週5日のリハビリ通院を10年間休まず続けそのおかげで、病状は安定していました。その後の10年間は、ほぼ毎日デイサービスとデイケアのお世話になりました。

 当初デイサービスセンターは、数が少なく地区割で、芦ノ牧ホームまで通いました。平成7年に長寿園にデイサービスセンターができて、バスに弱い義母はやっと解放され、私も家族参観日が楽になりました。これが、長寿園との縁の始まりです。平成20年の春までお世話になりました。在宅介護を支えて頂きとても感謝しております。

 その間、平成14年に山本邦夫理事長さんから評議員のお話がありました。主婦で社会的な仕事もしてないし、車も運転出来ないしと躊躇したのですが、山本理事長さんが送迎はするからと強くお誘いを受け、また義母がお世話になっているので、お役に立てるのならとお引き受けしました。それから今日まで評議員を続けております。お花見や敬老会なども何度か参加させていただいて楽しい思いもいたしました。長寿園もコロナ禍の影響や、物価高騰、経年劣化や、介護制度の変更等いろいろなことがありましたが、理事長さんはじめ園長さんや職員の皆様のご努力で利用者様とそのご家族へ、私達が受けた様に、安らぎと安全を届けています。

 これからの益々のご活躍とご努力を確信しお祝いの言葉といたします。

評議員 川島安紀子

高齢化ニーズに応える

 養護老人ホームの歴史を辿ってみると、地方自治体による設立が比較的多い中にあって、会津長寿園は恵まれない高齢者の支援に理解を示す経済界有志の方々の存在によって設立されています。従って、財政面においては不安を抱えながらも措置施設として会津地方市町村の理解と多くの関係者の協力によって支障なく運営されてきました。

 然しながら、自立がたてまえのはずの入所者の多くが年々重度化してきており、それに伴い職員の対応が厳しさを増す状況が生じて来るようになりました。

 養護老人ホームの制度改正により、「特定施設入居者生活介護事業所」として新たなスタートを切ったことにより、どうにかかかる難局に対応できる見通しができていることに安堵している所です。

 介護保険制度が始まってからは母体である養護老人ホームに加え、介護保険適応の事業所を立ち上げ、高齢化が進行する時代に求められる幅広いサービス体制に移行しております。「利用者第一の常に優しく安らぎと潤いにあふれるサービスの提供に努める」という基本理念に沿ったサービスの提供が続けられている限り周囲から高い評価を受ける施設であり続けること必定です。

 役員や職員の方々のこれまでの賢明な努力に対して敬意を表する次第です。

評議員 横山 克英

社会福祉法人会津長寿園設立70周年に寄せて

 これまで養護老人ホーム事業界を牽引され、設立70周年を迎えられた社会福祉法人長寿園並びにそこに携わって来た皆様に深甚なる敬意を表します。今、日本は世界でも稀にみる超高齢化社会になりました。又、医療技術の発展により人生100年時代を迎え、社会の在り方も変わりつつあります。貴園の長い歩みの中で職員増員や増築を重ねながら社会の需要に常に応えて来た姿勢は誇るべき威容です。近年はコロナ禍による利用者減少で多くの養護・介護事業者が経営難を迎えている中、貴園の「慈愛の心のこもったサービスを身近な事から始めます。」と職員が微に入り細に入り気を遣い尽くしサービスに従事する姿勢に一評議員として畏敬の念を感じます。どんなに時代が変わっても「こころ」で尽くす理事長、施設長はじめ、職員の皆様の相手を慮る行動が、これからも利用者やその家族に伝わりますように。関係各位のご健勝と事業発展を祈念し、設立70周年を衷心よりお祝い申し上げます。

評議員 目黒 健之

 会津地方で養老・敬老事業の先駆けとして歩んできた現会津長寿園。今年「社会福祉法人」として七〇周年を迎えました。現在は養護老人ホームのほか、多岐にわたって利用者にサービスを提供し続けています。

「くすの木千年 さらに今年の若葉なり」

 太宰府天満宮本殿裏に聳え樹つ大楠の巨木を前に、俳人荻原井泉水が詠んだ句を思い起こします。

 楠は毎年、鮮やかな若葉を茂らせ、生気に満ち溢れています。しかしそこには、何世代にも亘る古葉から若葉への命の繋がりがあり、それが千年を超える厳かな姿になったといいます。

 先達の理念を継承し、その経験を学び、時に枝葉を変えながら、利用者の求める会津のリーダー的高齢者福祉施設として存続していくことを切に願います。

 微力ながら会津長寿園の一葉として努めてまいります。

評議員 渡部 伸一